Windows 11に似た外観を持つLinuxディストリビューション「AnduinOS」の最新版、1.1.5、1.2.5、1.3.2がリリースされました(Neowin)。
全バージョンに共通の変更点としてAppImageのネイティブサポートや、強化されたパスワードセキュリティ、より最適化されたX11エクスペリエンス(特にHyper-V)、各バージョンのより安定したトレントダウンロードなどがあります。
AppImageは最近多くの開発者が採用するようになったポータブルなアプリ形式です。インストール不要で、ダウンロードしたファイルを ダブルクリックするだけで実行できるという優れた特徴を持っています(Windowsでいうポータブルアプリに近いイメージ)。
その他バージョン固有の変更点としてAnduinOS 1.3.2では、デスクトップファイルの実行を簡単にするdeskmon.serviceが追加され、最新のIntelオーディオデバイスのサポートも行われています。
1.2.5と1.1.5では、システムテーマとインストーラーのデザインが統一され、GRUBメニューの表示テキストが変更されています。
なおポイントリリース間(1.3.1から1.3.2など)のアップグレードは可能ですが、メジャーバージョン間(1.25から1.3.2など)のアップグレードはクリーンインストールが必要となります。
なお、AnduinOSは、中国のMicrosoft社員であるAnduin Xue氏によって(個人的プロジェクトとして)開発されていることでも注目を集めています。